RIO-47

メシア 2011-11-17投稿
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「…水城君?」

彼の顔が私に近づく。
唇が触れそうになる。


「紫音…。俺、紫音が、李将が好きだ…。」

私は彼から離れた。
なんか、恐かった。

「え、李将?」


「ふぇっ…何!?」

「嫌だった?」

水城君はなんか悲しそうな顔をする。

「うん…ごめん。」

少し気まずくなる。

久し振りなのに、なんか、なんか…。

「紫音、俺が悪かった。とにかく紫音が好きだ。後は紫音の好きにしていいよ。これだけ言いたかったから。」


水城君は恋愛関係じゃない、大事な友達だ。

私は一呼吸おいた。


「水城君、私とデートしよ。」


「え?俺が嫌いなんじゃなくて?」

「嫌いだったらここに来ないよ。」

「それもそうか。」

水城君は笑ってくれた。

「いいよ。デートしよう!」

「うんっ!水城君大好き。あ、友達としてだよ。」


「分かってるよ。」


彼の顔が赤くなってた。





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