めいいっぱい遊んだー。
やっぱり、紫音が可愛すぎる。
「水城君、私そろそろ帰るね。電車も丁度だし。」
もう、終わりか…。
「ああ、わかった。」
紫音が俺の手を引っ張る。ちょっと俺はドキッとする。
「耳かして。」
紫音に言われる。
「何?」
紫音は小柄だ。俺はデカイ方だから少しかがむ。
「あのね、」
紫音が耳元で呟く。
「ん?」
と、思ったら紫音は俺の頬にキスした。
「って、おい…っ紫音!?」
「今日はありがとね。じゃあね。」
「待てよ紫音、何で?」
「何が?」
「今、キ…キ…」
「キスしたよ。」
そう言って紫音は笑う。
「意味はないよ。水城君にしたいって思ったから。」
さらっと言うなよ…。
「それじゃあね。」
「あ、またな。」
紫音と俺は別れたら。
って、本人に会ったのに紫音にメアド聞くのを忘れた!
俺はバカだ!