12月だ…もうすぐクリスマスじゃん…。
「拓ちゃん〜。」
春姫が俺に抱きつく。ていうか、春姫の部屋にいる。
「んだよ、春姫。」
「今日の拓ちゃん冷たい…。」
「いつものことだろ。」
結局、俺は春姫と付き合ってる。完全に体で選んだよ、俺。
「ねぇ、拓ちゃん。いつやるの?」
「何を?」
「え〜きまってるでしょ?」
春姫の目がうるうるしている。
「え〜と?」
「拓ちゃんのばか。」
今度は膨れっ面。
「はいはい、わかってるよ。セックスだろ?そのうちな。」
「やだぁ〜今すぐ。」
春姫が俺に抱きつく。うわ、谷間が…。
「何で?いますぐ?」
「子供欲しい…学校やめてもいい。」
「何でだよ、春姫…?」
春姫は泣き出す。
「だって、春姫のママもパパも春姫のことをほったらかしで寂しいもん…。」
確かに、いつも家にいない。
「拓ちゃんがいいの…。」
どうしよう、どうする俺。
「寂しい?」
春姫が頷く。
もういい!!こいつは俺の彼女だ。
「わかったよ、やってやるよ!」
「わ〜い、拓ちゃん大好き〜。」
俺はこれでいいのか?
まぁ、いいか…。