俺は買い物中の永輔に丁度会ったから、李将の荷物を全部渡した。永輔はぶつぶつ文句言ってたけど。んで、俺は鷹博にカラオケに連れてかれた。
「さあ、ここなら誰もいないぞ!話すがいい。」
何でお前に言わなきゃなんねーんだよ?
「お前は紫音さんが好きなのか!?」
隠すのも面倒いな。
「好きだよ。」
鷹博はわざとらしくソファに倒れる。
「脈ありすぎだろぉぉぉ!秀護ぉぉぉ!」
あー煩い。俺は曲を検索して勝手に歌い始める。しかし、鷹博に曲を止められる。
「歌わせろ。」
「嫌だね!お前が紫音さんが好きな理由を言うまでは!!」
意味不明。
「じゃあ、鷹博は何で李将が好きなの?」
俺は身長高くはないし頭も良くないしな。鷹博は長身でかっこよくて頭いいし、絶対に負けるよ。
「俺ぇ〜俺はうへへへぇ〜。」
「気持ち悪ぃな。」
「紫音さん、可愛いし、なんか存在が可愛いから、一目惚れした。あー言っちゃったー!!」
鷹博の表情が気持ち悪い。
「さあ秀護!!お前は何故紫音さんが好きなんだ!」
攻められる。嫌だ。
「理由はない。ただ李将が好き。」
鷹博は納得いかないみたいだ。