ROOM 2 〜封筒の落とし主…近づくROOM〜

るーROOM 2011-11-22投稿
閲覧数[593] 良い投票[0] 悪い投票[0]

4人は、お決まり、渋谷のセンター街を歩いていた。

すると、前の人が何かの封筒を落とした。

岬はいち早くそれに気づくが、拾って前を見ると、その人は人込みに紛れて、どこかへ行ってしまった。

「そんなの何で拾うんだよ。」

拓也が立ち止まっている岬に駆け寄ってきた。

あとから弘貴、圭吾も駆け寄る。

「何…この封筒…。」
表紙には、

『10億円もらえます』の文字。

「あ…怪しくね?」

圭吾がつぶやく。

「確かに…。」

と弘貴。

「捨てよう、こんなの…。」

圭吾が岬から紙を奪おうとすると、岬は、

「届けてあげよう。」

「ハァ?何言ってんの?」

圭吾は優しすぎる岬に腹を立てた。

「この封筒の裏に、住所がある。」

「本気で言ってんのか?」
圭吾の答えを無視し、岬はその場所へと向かった。

「ここだ…。」

渋谷のセンター街から少し路地に入ったところ。古びた雑居ビル。
『××ビル3F』
と書いてある。

岬たちは、3階へ上がった。

その扉の前に来たとき、ある1人の男が、階段を上がってきた。

岬は、はっとした。

「あの…これ、落としましたよ。僕達、ずっとあなたを探していたんです。」

「あぁ、わざわざありがとうございます。外じゃあれですし、中へお入りください。」

「中に…ですか?」

さすがに岬も敏感に反応した。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「るーROOM」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ