RIO-60

メシア 2011-11-25投稿
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遅いな、李将。

いつもなら、秀護君遅ーい!!とか言って待ってるくせに。
俺と李将は一緒に学校に行ってる。
んで、俺が今待ってるところ。
あ、来た。
李将は凄く眠そうな顔。

「おはよ。」

「眠い。」

朝から眠いかよ。
学校に行く。
いつもならひっきりなしに話すのに、李将は話さない。

「李将?」

「…眠い。」

眠い以外無いのかよ。

「おっはよー秀護ー!」

鷹博がチャリで走ってきて俺の頭をはたく。

「あ、紫音さんおはよ。」

鷹博が李将に挨拶したら、李将はダッシュで逃げた。
変な李将。

「なぁ。紫音さん、何か言ってた?」

「何も。鷹博と李将で何かあった?」

鷹博は照れながら言った。

「いや〜紫音さんに告白したんだ。」

「は!?」

いきなり!?いきなりでもないか。

「へ〜。んで、李将は何て?」

「メールが返って来なかった!だから、今日は頑張って話す。」

「ふーん。」

「妬くなよ!」

「何で?」

「秀護も紫音さんが好きなんだろ!」

「で?」

「もし、紫音さんが俺のになってもいいのか!?」

「んなの、李将の勝手だろ。」

結局、鷹博の恋バナを聞きながらの登校になった。



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