なにも期待しなくて
なにも望まなくて
いつもなにかを言おうとしている顔
いつもなにかを考えている顔
なにが一番いいのかを探して
なにが間違っているのかを探って
過ぎればなにもなかったのように
過ぎればすべてを忘れるように
なにかを期待している自分
なにかを望んでいる自分
自分さえ良ければいい
自分さえ傷つかなければいい
恐怖が自分を襲う
自分で作った恐怖が襲う
一度だって相手はいない
そこに相手はいない