貴方に逢えて 世界が変わった
貴方に逢えて 本当の恋を知った
貴方に恋して貴方を愛して 幸せだった
だからお願い
私が貴方の元に逝くまで
どうか忘れないで
私は貴方をいつまでも愛しています
この想いを貴方に...
〜第一話・過去〜
「行ってきます」
雲一つない空。私は高校に向かった。小倉はるひ。高校一年になって一ヶ月たった。友達はいない。つくりたくない。裏切られるだけ。一人の方がいい。
ハルヒは眠い目を擦りながらバスに乗った。
「あ!おはよう!」
「おはよ!そういえばさ〜!」
うるさい。騒いでんなよ。
ハルヒはイヤホンを付けた。雑音が消えて、耳には静かな音色が流れた。
やっぱり一人の方がいい。絶対に...
私が人を信じなくなったのは、ちょうどこのくらい青い空だった...
「ハルヒ〜!また同じクラスだね!」
「うん!よろしくね!」
中学三年間同じクラスになった親友のカナ。
いつも一緒にいて、大親友だった。
「ねぇ!また竜君と同じクラスだよ」
「あ。本当だ」
竜は私の幼なじみ。カナは竜の事が好き
「よかったねカナ!私はまたうるさいのと一緒で大変!」
「誰がうるせーんだよハルヒ〜!」
「またイジメてやるからな〜バカハル!」
竜がハルヒの頬をつねった。
「い!いひゃい!」
「あ!そういえばカナちゃん同じクラスだな!」
「あ!よろしくね!」
「ハルヒよかったなこんな可愛い子と友達になれて」
「なんだと!」
「おっと!逃げろ!」
竜は走って行った。
「ったく!むかつく!」
「ハルヒ!今竜君が私を可愛いって!」
「あぁよかったね!」
「キャー!」
カナ嬉しそう。
カナはクラスで一番可愛い女子。だから竜の事好きって言った時はビックリした。
教室に入り席に座った。カナとは席が離れてしまった。
「よう!ハルヒ!また隣だな!」
「はぁ」
「なんだその態度!」
今年も騒がしい一年になる事を楽しみにしていた。私は小さい頃から楽しい事が大好きだった。
そして、一ヶ月過ぎようとした時、事件がおきた...
つづく