〜3話・過去3そして現実〜
廊下で睨み合うカナとハルヒ
「私が心配ね...」
カナは笑った
「あんなの演技に決まってるじゃん」
「なんで...」
「うざいんだよ」
「え...」
「とにかく私はあんたが大嫌い」
カナはそれだけ言ってカナは教室に向かった。
私はショックだった。
いつも一緒にいて...いつも笑い合っていたのに...ハルヒは廊下で泣いていた。
「ハルヒ...」
「竜っ」
竜は私を軽蔑してるような目で見下していた。
「お前最低だな」
「え?」
「お前自分でやったんだって?」
え...
「何..言ってるの?」
「昨日カナちゃんが家にきて、泣きながら言ってたんだよ」
カナが...?
「俺がカナちゃんを嫌いになるように、わざと自分を傷つけてカナちゃんのせいにしようとしたんだろ」
竜は変な事を言っていた。「何それ!私がやるわけないじゃん!」
「俺..もぅお前を信じらんねぇ」
「なんで信じてくれないの?なんでカナを信じるの?カナがやったんだよ!?」
「カナちゃん泣きながら言ったんだぞ!?」
「っ!」
「じゃあな」
「なんでよ...」
ハルヒは泣いて泣いて泣きまくった
なんでこんな辛い思いしなくちゃいけないの?
私はこの時誓った。こんな思いするなら友達なんていらない。必要ない...
あ...私寝てた?
気が付くとバスの中には私しかいなかった。
バスの中は静かだった。
よかった!寝過ごしてない...
「...ん?」
左肩が重い...
ゆっくり左を見ると...
「へ?」
そこにはハルヒの肩に寄り掛かる男性がいた。
誰?!どっどうすれば..
ハルヒが慌てた時...
ズルッ
「あ!」
男性がハルヒの肩がらずり落ちた。
「あぶっ」
ガシッ!
ハルヒは危機一髪で男性を支えた。
「う...」
あ起きた?
ハルヒが覗くと...
「ん?」
「え?」
見つめ合うハルヒと男性...
数秒たった瞬間
「うわあ!」
「うぇ!?」
男性は驚いて後ずさった。「え?え?」
男性は顔を赤らめながら慌てていた。
「ごごめん!」
それだけ言うとバスから出て行った。
何あの人...。
ハルヒが呆然としていると..
「..ん?」
そこには手帳が落ちていた。 つづく