さぁ、5市目、取手市。
茨城南部、守谷市、利根町、つくばみらい市と隣接、さらに利根川をはさみ、柏や我孫子と隣接しています。
人口は約11万人。JR常磐線の始発駅でもあり、茨城県屈指のターミナル駅の取手駅は常総市、守谷市を通る常総線の起点でもあります。
しかし、つくばエクスプレス開業の為、常総線利用者が取手まで行かずに手前の守谷で乗り換える人が増えて、取手駅利用者は徐々に減少しています。運賃収入が減った常総線も苦しんでいます。
取手市にとって常総線は「買い物の足」感覚。駅と駅の間が短く、
「もう次の駅?」と思うほど。
ただでさえ駅の間隔が短いのに、常総線は新しく「ゆめみ野駅」を開業しました。
その開業日が震災の翌日。イベントも中止。不安なスタートでした。
1日の平均利用者は4百くらい。駅建てた意味あるのかな〜。
また、利根川添いに町があるため地盤沈下に苦しまれています。急激な都市化の歪みが生まれています。
さらにホットスポット。取手市は、茨城県で1番放射線量が高い市。市は除染に力を入れています。
TX(つくばエクスプレス)が通り発展著しい守谷市と違って取手市は徐々に衰退していく現実…。
取手頑張れ!
ちなみにこのようなジレンマは、つくば市と土浦市も同じです。
長年、「県南の商都」と呼ばれた土浦も、筑波万博を境にみるみる衰退。さらにつくばエクスプレスが追い打ちをかけています。
どこかが発展すれば、どこかが衰退する。これが、茨城の現実。
次回は少し北上、あの物語で有名!「下妻市」