ROOM 7 〜俺は、おまえを信じるよ〜

るー6 2011-12-06投稿
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みんな風呂に入り、寝る準備に入った。

時計は…12時。

岬は、個室で1人、呟いていた。

「少し…言いすぎたか…。」

すると、部屋に拓也が入ってきた。

「よっ。」

「…どうしたの?」

拓也は、布団と枕を持ってきていた。

「圭吾がオノ持ってる姿想像すると、怖くて…。」

「そう…。」

つまり、一緒の部屋で寝たいということらしい。

「ここで寝かせてくれない?」

「いいけど…なんか気持ち悪っ」

「うっせぇ。」

拓也は凄く照れていた。

「個室のドアって…しめると何も、他の部屋の音聞こえないよね?」

岬は、異様な静けさから、その特徴を発見したようだ。

「それもまた怖いな。」

「じゃ、自分寝る。」

岬は、あらかじめ敷いてある布団に、体を預けるようにして横たわった。

拓也も、その隣に布団を敷いて寝た。

「…隣?」

「しょうがねぇだろ、ここしかスペースないんだから。」

また、岬にからかわれた拓也。

「…あの…さ…。」

拓也が改めて口を開いた。

「何?」

「俺は信じてる。岬のこと。」

…静けさが、良いと感じた瞬間だった。

なぜなら、相手の声が、鮮明に聞こえたから。



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