「自分も信じてるよ。拓也のこと。まちがっても殺さないでね。」
「おぅ。」
そこには、確かな信頼があった。
2日目。
「うぐおっ!」
拓也は異様な状況に異様な声を出して起きた。
「なんだ…?」
拓也の顔をがっちり握っているのは、岬の手…。
「ちょ…ちょっと岬くん…。」
岬は温厚な性格だが、唯一、寝相が悪い。
拓也は、何とか振りほどいて、
「ある意味、殺されるとこだった…。」と、心の底から呟いた。
時計はまだ5時半。殺されるのではと疑うと、どうしても眠れない…。
でも隣の奴は、平和だな。
「のど…渇いたし、トイレ。」
拓也は部屋を出た。
すると、異変は波のように拓也の全身を襲った。
「オノが…なくなっている?」
「どうして…。」
脂汗が…どっと出てきた。
持っている可能性があるのは、弘貴か、圭吾…。
俺は、岬の部屋にいたし、オノなど持ち出すはずがない。
拓也はすぐに、岬を起こそうと部屋に入ろ…うとしたが、
突然の腹痛。
「うっ…。」ってなって、トイレへ駆け込んだ。
10分後、すっきりした拓也は、喉の渇きも忘れて、岬、圭吾、そして圭吾の順に起こした。
…どうやら…誰も殺されてないらしい…
〜ROOMクイズ〜
オノは誰が触った?
1、弘貴
2、圭吾
3、実は岬…?
4、実は言い出しっぺの拓也…?
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人物の性格や、行動も参考にしてください。