「じゃあさー、恋愛ゲームのルールは告白してから1カ月付き合う。だけど…相手が上杉じゃかわいそうだから特別に1週間でいいよぉ!」
「マジで!?」
よかったー。あんなひとが彼氏なんて恥ずかしいもん。
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「上杉。」
「……………………」
「ずっと…上杉のコト好きだったんだ!あたしと付き合って!」
「――――――無理。」
え!!!!
「ちょっと待ってなんで」
「俺、お前みたいなやつきらい。」
「っっ!?じゃあ…1週間でいいの!!お願い!」
「――勝手に言ってろ」
………何なのあいつ!
ムカつく?????
こんなのみんなに知られたらヤバイ…
とにかくー…絶対あたしを好きにさせてやるんだから!
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「冬夜♪おはよっ」
「……………」
「今日も寒いね〜」
「……………」
「「うわ〜結と冬夜がつるんでる〜」」
「あの2人付き合ってんだよ」蘭が言った。
「「マジで〜?!?!」」
「うん…まぁね」
どうしよう――……
かなり恥ずいよ…
「……だからいったろ。俺といっしょにいるとこうなるんだよ。」
ガタッ
冬夜が私に囁いて教室を出ていった。
つづく