ROOM 9 〜衝撃の現実〜

るーROOM 2011-12-14投稿
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「もう少しゆっくり寝かせてよ。」と岬。

…おまえのせいで起こされたんだぞ。と拓也は言いたかったが、今はそんな場合ではない。

「オノがなくなってるんだ。」

拓也は、棚の上にあるはずのオノの場所を指差した。

「…疑って悪いけど、今から全員の部屋を調べる。」

「賛成!」

岬は賛成、他の2人も頷いた。

まずは1番、弘貴の部屋。

オノなど全然見つかる気配がしなかった。

そして、少しというか、最も怪しい圭吾の部屋。

「…ない?」

拓也と岬の顔が曇る。

どうして…?

「じゃあ…お前ら2人のどちらかが、オノを持ち出したって事?」

疑いの目は、岬と拓也に向けられた。

「俺…じゃねぇし…岬でも…ない…はず。」

声が震える拓也。

「まず、岬から行こう。」

リーダーシップをとるのは、圭吾へと変わった。

岬の部屋。

「…何も…見つからない…でも。」

「でも?」

岬はビクっとした。

「何で布団が2つあるんだ?」

まぁ、当然の疑問だろう。

「俺が、岬の部屋で寝させてもらった。」

そこだけは拓也、しっかり言ってくれた。

すると弘貴が、

「1人で寝れないんでちゅか〜?」とバカにしたので、

本気で殺意が湧いてきた。いい意味で。

「よし、じゃあ拓也だ…。」



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