皆でクリスマスを呪いましょう。
なんて言うと、クリスマスを共に祝う相手もいない、寂しい奴だとバレてしまうかな。
でも実際、クリスマスがなければ、悲惨な宗教絡みのいさかいも3割は減ったかも知れないし、25日に生まれた子供が誕生日ケーキを買って貰えない、なんて悲劇もなかっただろう。
日本人ならば天皇の誕生日だってもっと盛大に祝うような世の中だったはずだ。
もちろんそこには、クリスマス前に恋人から別れを告げられる人間も生まれない。
何て素晴らしい世界だろう!
しかし残念ながら、今年もクリスマスがやって来る。
街道のケバケバしいイルミネーションを見たかい?
クリスマス商戦で気合いが空回りしている各店舗の店長達に、声をかけられたりしたかい?
隣の席の山田(仮名)はクリスマスに告白する為にプレゼントを用意しているけれど、実はその相手高橋(仮名)は一週間前に鈴木(仮名)と付き合い出している。
山田に何て言ってやればいいのか?
という訳でやりきれなくなったからクリスマスを呪おうと思う。
人でなく日を呪うのだから良心的だ。
具体的には、二度とクリスマスが祝日にならないよう、誰も祝う気が出来ないようにしよう。
衝撃的な事件を起こせばいいんじゃないか?
かと言って、人を傷つけるのは良くないな。
新たに団結の為の日とかになるのもよろしくない。
そんな世の中は面倒くさい。
もっと衝撃的で、後々まで影響が残り、どうしようもないがっかり感を繰り返し感じられるような事がいい。
…がっかり感か。
国民的アイドルが酔って全裸で叫んだ時はがっかりしたな。
第二次世界大戦時、米軍が富士山を真っ赤にしようとしたなんて言う話にもがっかりだ。
がっかりと言えば民主党か。
正直日本に政党っているのか?
もっと世界に視野を広げよう。
誰とは言わないが、スポーツ選手のその後ってがっかり多いよな。
・・・・・ああ。
がっかりし過ぎて鬱になって来た。
もうどうでもいいや。
とりあえずクリスマスは、酔った首相が全裸で全力疾走してスカイツリーに登り、てっぺんから真っ赤なペンキをぶちまけますように。