いつもと変わらない朝だった。。
目が覚めると、君がいなかった―・・・
分かっていた。君があの人の所に帰ってしまう事に
君は、あの人の物で僕の者じゃない事は分かっているが・・放したくはなかった。
僕のそばにいて欲しかった。
ただ一度だけ
「そばにいて」
と、僕の言葉に君は笑顔を向けただけでその笑顔は今にも泣きそうな
笑顔だった。
君が好きな、東京タワーが見える所に住んでいるが君がいないとただの
建物になってしまう。
君といる時間は、とても幸せでこのまま時が止まってしまえばいいと
何度も思ってしまい
君を抱き締めても、時間ばかりを見てしまい強く抱き締めても
シルバーの指輪が当たるたびに、あの人の物だと実感してしまう・・
「あなたが好きよ」
君のその言葉で、僕はとても安心してしまう。
その言葉が偽りではない事は、僕が一番良く知ってるから。
君にそっとキスをしょうとしたら、君はいつも拒んでしまう。
それは、分かっていた。。僕の事が好きでも
あの人の事が忘れなれないから―・・
それでもいい、僕は君のそばにいられるから。