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まさか冬夜は…
私のために私をふったのかもしれない。
「「だから言ったろ。俺といっしょにいるとこうなるんだよ。」」
さっきの寂しそうな冬夜の声が忘れられない。
私は…………
ボーッと歩いていると、冬夜の姿が見えた。
「…!冬夜!!」
冬夜がゆっくり振り向いた。
「あたし…みんなに…なに言われたっていい!」
「…だから、冬夜のそばにいたいの!」
え!?あたし………何を言っちゃってるの?!
「―…マジで言ってんの?」
「……うん。」
「俺は――実は結のコト、ずっといいなって思ってたよ。」
冬夜は恥ずかしそうに目線を反らした。
冬夜って意外に可愛いんだな…。((笑
私たちは2人で笑った。
この時は忘れてたんだ。
私は冬夜とたった1週間の恋をすることを…みんなと約束したことを…
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「行ってきまーす」
いつものように晴れた空
今日も頑張るぞ〜!!
「………おっす。」
は!?!?誰だろ??
かなりかっこいい人…
「早く行こうぜ。」
なんか聞いたコトある声だな…
じっと見るとその人は恥ずかしそうに目線を反らした。
あっ!!!!!!!!!
冬夜だぁ!!!!!!!
眼鏡も外してかなりかなりイケメン!!!
かなりタイプだよ〜☆☆
「な、なんでそんな…」
「いや…なんとなく。とりあえず行こうぜ。」
ドキッ!
冬夜が私の手を引いた。
なんか幸せだなぁ。
今この時、私は小さな幸せを噛み締めた。
つづく