恋愛ゲーム(3)

アート 2011-12-25投稿
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―――――――――――
まさか冬夜は…
私のために私をふったのかもしれない。

「「だから言ったろ。俺といっしょにいるとこうなるんだよ。」」

さっきの寂しそうな冬夜の声が忘れられない。

私は…………

ボーッと歩いていると、冬夜の姿が見えた。

「…!冬夜!!」

冬夜がゆっくり振り向いた。

「あたし…みんなに…なに言われたっていい!」
「…だから、冬夜のそばにいたいの!」

え!?あたし………何を言っちゃってるの?!

「―…マジで言ってんの?」

「……うん。」

「俺は――実は結のコト、ずっといいなって思ってたよ。」

冬夜は恥ずかしそうに目線を反らした。

冬夜って意外に可愛いんだな…。((笑

私たちは2人で笑った。


この時は忘れてたんだ。

私は冬夜とたった1週間の恋をすることを…みんなと約束したことを…

――――――――――

「行ってきまーす」

いつものように晴れた空

今日も頑張るぞ〜!!

「………おっす。」

は!?!?誰だろ??

かなりかっこいい人…

「早く行こうぜ。」

なんか聞いたコトある声だな…

じっと見るとその人は恥ずかしそうに目線を反らした。
あっ!!!!!!!!!
冬夜だぁ!!!!!!!
眼鏡も外してかなりかなりイケメン!!!
かなりタイプだよ〜☆☆

「な、なんでそんな…」

「いや…なんとなく。とりあえず行こうぜ。」

ドキッ!

冬夜が私の手を引いた。




なんか幸せだなぁ。

今この時、私は小さな幸せを噛み締めた。


つづく



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