「愛ー?もしかして、健先輩の事、好きになっちゃった??」
『そ、そんなわけないじゃん!!』
急に恥ずかしくなった。
『……美樹は、健先輩の事どう思うの?』
「……まぁ、かっこいいとは思うけど、好きとかじゃないかな」
『そっか』
少しホッとしている自分がいる。
"やっぱり、健先輩の事、好きなのかな?"
私は、1度も話した事のない、2つ年上の相手を好きになったのかもしれない。
生まれて初めての恋だった。
つづく