栄祐は藤田と菅原の襟を掴み、二人の頭をぶつけた。
菅原「いってぇな!!…って栄祐いたのかよ!!」
藤田「…痛い。」
栄祐は大騎も含め三人を睨む。
大騎「だから、今から莉緒を探すから。」
大騎は栄祐を落ち着かせる。
遥南「栄ちゃん、うちそろそろ家に帰らないと…。」
遥南の家は親が厳しく、門限がある。
菅原「なぁ、栄祐彼女くらい送っていけ。」
菅原は栄祐に向かって親指を立てる。
栄祐は少し考えてから答えた。
栄祐「いや、俺は莉緒が心配だから莉緒を探す!!」
三人が栄祐を止める。
大騎「岡崎さんはどうすんだよ!?」
菅原「お前の彼女だろ!!」
藤田「岡崎さんだって夜道を一人じゃ危ないし…」
栄祐は藤田を見る。
栄祐「よし、藤田。お前が遥南を送っていけ。宜しく頼んだぞ。」
藤田「え!?」
菅原「いやいや、無責任な!」
栄祐は莉緒〜と言いながら走っていく。
大騎「仕方がない、頼んだぞ。」
大騎は藤田に言って栄祐を追う。
菅原「俺も行く〜!!」
菅原も行ってしまった。
藤田と遥南は取り残された。
藤田「行こうか…。」
遥南「…うん。」
二人は気まずい雰囲気になった。