九月の末。少し寒くなってきた。菅原貴浩は掃除をしないで理科室のロッカーの上であぐらをかいている。目線は外掃除の莉緒だ。
莉緒と藤田が重なって莉緒が見えなくなる。
菅原「ばか、藤田邪魔だよ。」
後ろから菅原は頭をはたかれる。栄祐だ。
栄祐「掃除しろ。」
菅原「いや〜もう少し莉緒ちゃんを見てから。」
栄祐はカーテンを閉める。
菅原「あ!俺の莉緒ちゃん!」
栄祐「お前のじゃねぇ!!俺のだ!」
ぎゃーぎゃー二人で喧嘩する。菅原はカーテンを開けて外を見る。。
菅原「藤田が〜莉緒ちゃんにバグ〜。」
栄祐「は?」
菅原「いやマジで。」
栄祐は外を見る。
莉緒と藤田は普通に掃除をしている
菅原「うっそぉ〜。」
菅原は笑いながら舌を出す。
栄祐「てめぇ…。もう、信用しねぇ!」
菅原はまた外を見る。遥南が藤田を無理矢理連れていく。
菅原「岡崎が〜藤田を連行〜。」
栄祐「どうせ嘘だろ。」
菅原「いやマジで。」
栄祐「嘘嘘。」
栄祐は窓を見なかった。菅原は藤田が遥南に連れていかれるのを見ていた。