莉緒と藤田は外掃除だ。特に会話もなく手を動かす。藤田は莉緒にアタックする絶好のチャンスなのになにもしない、いや出来ない。
莉緒は妙な視線を感じる。その方向を見ると菅原がいる。
莉緒「藤田、」
藤田はドキってする。
藤田「はい?」
莉緒「私の左に立って。」
藤田「はい。」
藤田は莉緒の左に立つ。
莉緒「あの人ホントにやだ。」
莉緒はしゃがんだ。ツインテールが地面につく。
藤田は菅原がこっちを見ているのに気づく。
莉緒「ねぇ、何とかして。」
藤田「いや、そう言われても、」
藤田は莉緒から視線をずらす。顔が赤い。
莉緒「どうしたん?」
莉緒は藤田の顔したから覗きこむ。
藤田「いや、別に…。」
莉緒「いや、赤いよ。」
藤田「何でもないです!!」
藤田はドキドキが止まらない。
遥南「ふーじーたー!!」
遥南が走って来た。
莉緒「遥南ちゃんだ。」
莉緒は遥南の胸を見ていいな、と思う。莉緒はペッタンコだから。ついでに莉緒は背も低い。
遥南「莉緒ちゃん、藤田を借りるよ。」
莉緒「どうぞ。」
遥南は藤田の腕を掴み走っていく。