★Rio★ー20

メシア 2012-01-07投稿
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栄祐は住所は分かっていたのでその場所へ行けた。

栄祐「このへんかな…?」

団地の中では何処が何処だか分からない。
栄祐は近くの人に聞いてみることにした。

栄祐「すみませーん…。」

同い年くらいの男の子達に話し掛けてみた。

栄祐「この住所って何処だかわかりますか?」

栄祐は住所と名前が書いてある紙を見せた。

『平沢莉緒?』

莉緒は母親の名字だ。

栄祐「知ってますか?」

『知ってるよ。』

『お前の名前は?』

何で名前?そう思いながら答えた。

栄祐「内村栄祐…。」

『その子、学校来てない転校生。』


…え?
栄祐は男の子達に詳しく聞いて、莉緒の家に向かった。
どうやら、莉緒は転校してから1ヶ月しか学校に行っていない。名簿に存在しているだけらしい。
男の子達にどういう関係?と聞かれて、栄祐は妹と答えなかった、ただの知り合いと言った。

栄祐は平沢家に着いた。古いアパートだ。
『平沢』と書いてある部屋を探した。
あった!
栄祐はインターホンを押そうとした。
すると、何かが叩きつけられた音がした。女の子の悲鳴が聞こえた。多分莉緒だ。そう思っても、栄祐は助けに行けなかった。
恐くなった。

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