ROOM 17 〜2人目の被害者?〜

るーROOM 2012-01-07投稿
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「じゃ、寝るか」と拓也。偉そうに自分の部屋のように振る舞う。

そう言って、3人は寝た…と行きたいのだが、

拓也が一言。
「岬の隣、圭吾がいいって。」

「…俺?まぁ、いいけど。」

岬の隣は相当嫌だった拓也が、圭吾を隣にしようと仕向けた。

「岬。隣、圭吾だから。」
「よろしく。」

最後の「よろしく」がどうも気になるが、岬も眠りについた。

朝方だろうか。圭吾は岬の酷い寝相に耐えていた。

「学校に遅れる〜。むにゃむにゃ。」

どうやら、猛スピードで自転車を漕いでいる夢を見ているらしい。足が凄まじく動き、圭吾を蹴ってくる。

これは、顔面攻撃よりたちが悪い。

拓也が強引に俺を岬の隣に寝させたのは、こんな意図が!

…2人目の、被害者。

目覚まし時計が鳴った。…6時半。

3日目。検証から始まった。

「おい!起きるぞ!」

拓也は岬と圭吾を起こし、ドアを少しあけて、様子を伺っていた。

すると、キッチンの方から、

「グオオオオ…」という鳴き声。

「何だ…いったい…?」

みんなの注意力が高まった。

すると、人間にしてはでかい足がちらっと見えた。

手には、オノ。

拓也は条件反射でドアをしめた。



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