シノ「うぅ…」
シノを包んでいる黒い闇はシノの魔力を吸い取っていた。
シュランはニヤリと不気味な笑みを浮かべながらダークファイヤーに飛び乗った。
シュラン「もう一匹の猫はマリンが持っているよ。
マリンの所に行って、猫を返してもらったら。
後、真実も聞いたほうが良いと思う。
カナヤに重大な秘密が隠されているから。」
ダークファイヤーは羽ばたいて奥に飛んでいった。
ダークファイヤーが飛んでいったのを呆然と見ていたカリン、奈々、まこははっとしてシノのもとへ走っていった。
カリン「シノ!シノ!」
奈々「シノさん!」
まこ「シノ!」
シノは苦しそうな顔をしたまま意識が無い。
シノ「…………。」
カリン「この、魔法消さなきゃ!
アイス・クリア!」
しかし、闇は消えない。
カリン「なんで!
どうすればいいの!」
カリンが泣きそうな顔をしていると、気絶していた、真代が起きてカリンに話しかけた。
真代「ねぇ…」
カリン「ん?
真、真代!?」
真代は恥ずかしそうに顔を赤くしながら、シノを包んでいる闇に手を触れた。
真代「この魔法…
私、消す事ができる…。
消そうか…?」