ホウキギターで弾く
ジミヘンドリックス
机の上は
ショーステージになる
おもちゃのロケットで
月面着陸
夢でなら見つけられた
月の石
永遠のような時間は
一瞬で過ぎていった
幼い君は置いていかれた
ウルトラサウルスも
ステゴザウルスも
触れられる気がした
目を閉じるだけで
どこにでも行けた
記憶を辿れば
遥か前に
小さな声で
泣き声を上げた
イメージが塗りわける
純色の生活
幼い君に
置いていかれる
オリオン座に乗って
夜に泣く星まで
願えばそれだけで
星の王子様に
会いに行けた
世界は本当で
本当は嘘で
ドアノブを回すと
多忙な生活
早朝のニュースで
安っぽいトラウマ
思ったようには
生きてはいけない
記憶を辿れば
遥か前に
小さな声で
泣き声を上げた
一瞬で消えてく時間は
永遠だと思った
何一つ知らず
無力にはしゃいだ
やがて来る絶望も
騒々しい未来も
何一つ知らず
何一つ知らず
目覚めの微笑み
安らかなイメージ
僕の知らない事まで
全てを知っていた