カリン「できるの?そんなこと。」
奈々「あ、言い忘れてましたけど、私達は一人一人、能力があるんです。
私は目を見たものを石にする、ストーンアイズ。
まこは雷を自在に操る事ができて、そして、真代はあらゆる、魔法を拒絶できるんです。
あと……」
奈々はなぜか、悲しそうに目を伏せ、
奈々「あと、ミオの能力は分かりません。
すみません。」
カリン「まあまあ、良いじゃない。
真代、お願い。」
真代は少し嬉しそうな表情でコクリと頷いた。
真代「シノを傷つける魔法を、拒絶する…。」
真代が触れた所から、闇が消えていった。
真代「できた…。
シノは無事…。この魔法…私、知ってる。
触れた人の心の闇を増幅させる…。
遅れてたら、シノはカナヤみたいになっていた。」
カリン「ありがとう。真代。
シノ、大丈夫!?」