ハッと我に還りフォローを入れる。
「う、浦田!何言ってんだよ!さっきも言っただろ、俺と立木さんは………」
話していると中、浦田がこっちを見ていないことに気づく。
目を見開いている浦田の視線の先を辿って、
真っ赤だった。
立木さん。立木旭は、その精悍な顔を一色に染め、俯いている。
「た、立木さん…?」
「ぇ、う…、つ、付き合う…!?…付きあっ…、ぅ」
呂律すら回ってない。
隣でボソッと浦田が「希少種」と呟くのが聞こえた。