ROOM 22 〜岬の異変〜

るーROOM 2012-02-07投稿
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キャラだったら、好感度ガタ落ちだ。

「…大丈夫だよ。心配いらない。」

「…そっか。」

拓也は、部屋を出ていこうとした。すると岬が、

「ひとつ…聞きたいことがあるんだ。」

「…何?」

「誰かの仇をとることは、殺しには入らないのかな…。」

岬がこんなことを言うなんて…。

拓也はぞっとするも、

「殺しには入ると思う…でも、それで誰かを救えた気持ちになれるなら…。」

「そう…」

岬は、ずっとテンションが低い。ましてこんなことを聞くなんておかしい。

拓也は、
「今日、ここで寝るよ。」

「何で?」

「えっ…えーと…岬が心配だから…。」

「今日はひとりにさせて…わがまま言ってるのは分かってる…。」

感情が、全く籠もっていない岬の声。

拓也は、

「でもさ。」と続けると即座に、

「出てってよ。」と、強く言われた。

さすがの拓也も、これ以上反論できず、部屋を後にした。

ドアが閉まる音がすると、岬はまた泣きだした。

「ごめん…自分…おかしくなってる…。」

一方拓也は、岬の異変を受けとめられずにいた。

何か、しでかすのでは…。



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