カイン「サ…リナ…みんな…」
ばたんっ!
ミーシャとドランが部屋に入ってきた。
ミーシャ「ふふふ。
苦しい?でも大丈夫。もうすぐ、私が血を吸って、極楽を与えてあげるから…。」
ミーシャはカインの頬をぺろりと舐めて部屋から立ち去った。
カイン「サリナ…助けてくれ…!」
サリナ「!」
エリス「どうかした?」
サリナ「いや、なんでもないわ。」
リーフ「ほらもうすぐ月の国だよ。」
リーフは緑色に輝く羽を羽ばたかせ、地上に下りた。
そこは黒い城があった。
エリスは歩きながら言った。
エリス「あそこの月の形をした所にムーンドロップはいる。」
サリナ「うん。」
そして、城の兵士に事情を話し、女王がいる月の間に行った。
コンコン。
ガチャ。
エリス「女王様。
お願いがあってきました。」
ムーンドロップ「なんじゃ。そなたか。
ん?そこの緑の綺麗なドレスをきた女は誰じゃ?」
サリナはお辞儀をした。
サリナ「砂漠の国から参りました。
砂漠の国の姫、サリナです。」
ムーンドロップ「ほう。
あの国の姫であったか。で、そこの鳥は?」
サリナ「途中で会った、神鳥のリーフです。」
ムーンドロップは驚いてリーフを触った。
ムーンドロップ「まさか、神鳥リーフか!?
なんと!リーフは月の国の伝説に現れる神鳥じゃ。
驚いたわ!」