黒の森−
サリナ「ここが黒の森なのね…。」
エリスは頷いた。
エリス「そうよ。
ここに朝は来ないわ。ムーンドロップの湖にいくわよ。」
エリスは歩きだした。
すると綺麗な湖があった。
エリス「エリス!
私よ!出てきて!」
エリスは大声で黒エリスを呼んだ。
???「なぁに?
私に何かご用ですか?」
優しい声が聞こえた。
湖の後ろの木の影にエリスとそっくりな風貌をした黒いエリスがいた。
エリス「エリス!
お願いがあるの!」
黒エリス「お願い…?
なに、お願いって。」
エリス「吸血鬼界への扉を開く為に力を貸して!」
黒エリスの顔に微妙な緊張感が見えた。
黒エリス「え…」
サリナが黒エリスに頼んだ。
サリナ「お願い!吸血鬼界への扉を開いて!」
黒エリスはため息をつきながら頷いた。
黒エリス「分かりました。
今回だけですからね。」
黒エリスとエリスは夜空に手をかざした。
黒エリス、エリス「輝け!空の星星達よ。
吸血鬼界への扉を開け!」
空の向こう側が輝きだした。
サリナ「空のずっと向こうの星達が輝いているわ…。」
その光が湖の真ん中に落ち、光輝く扉ができた。
エリス「この扉の向こうは吸血鬼界よ。
さあ、カインを助ける為に早く行きな。」
サリナ「ありがとう。
エリス。」
サリナは扉を開いた。