次の日
千尋と樹花が私に駆け寄ってきた。
…大丈夫ですよ。ちゃんと持ってきたから。
千尋「早く裏庭でやってみよう!」
樹花「本当に行けるのかなあ?」
樹花は疑いの眼差しで千尋をみた。
千尋「…なに?」
さすがの千尋も不満なようだ。
私はこれいじょう険悪な雰囲気にならないように二人と裏庭に行った。
真理「早くやろう!」
千尋は私が持っていた黒い石を奪い取ると『BlackWorld』の上に置いた。
シンッ……
樹花「なにも起きないじゃん。」
樹花はがっかりしたように千尋をみる。
千尋「えっ……。」
さすがの千尋も言い返せないようだ。
その時…!
まばゆい光が私達を包みこんだ。
三人「きゃあ…!」
そして私達と本は消えた。