真理「いたたたたた……。」
どこ、ここ?
周りを見渡すかぎり、不思議な植物が周りいっぱいに生えている。
千尋「うーん…。あれ?どこ?」
樹花「……………。」
なぜか、樹花だけ目を覚まさない。
真理「樹花?樹花!?」
千尋「樹花!大丈夫!?」
私達は樹花の体をゆすってみたけど樹花は目を覚まさない。
???「その娘はBlackEnergyに取り付かれている。
その娘の傍にいると危険だ。離れろ。」
えっ?
私達が振り返ると青い綺麗な翼をはやした男の人がいた。
真理「だ、誰ですか!」
???「私の名前はリュウ。
お前達こそ誰だ。なにしにきた。」
千尋「なにしにきた…ってBlackWorldに行きたいから本に黒い石を置いたらここにきたんだけど…。
なんであんた翼がはえてるの?」
リュウは驚きの表情を浮かべたかと思うと笑いだした。
リュウ「はっははははは!!
お前達馬鹿じゃないのか?
BlackWorldに行くだって!
ははははは!!面白い!!愉快だ!!」
リュウに馬鹿にされ千尋のプライドが傷ついた。
千尋「なんですって!
あんた!ムカつく!BlackEnergyとか意味不なこと言っちゃって!
なによ!BlackEnergyって!」
BlackEnergyと聞いた瞬間リュウは笑うのをやめた。
リュウ「そうだ…!
その娘のBlackEnergyを取り除かなければ。」
リュウが不思議な扇子を取り出すと樹花の頭に乗せようとした時!
樹花「させない……。」
樹花とは思えない虚ろな声で言うとゆらりと立ち上がった。