わかっているのに

U 2012-03-07投稿
閲覧数[427] 良い投票[0] 悪い投票[0]



―見たことのない家の中―

…多分、見たことのないうち。

廊下は見渡す限りでは結構長い

床も壁もみんな木でできている

障子の引戸をひたすら開けては

そこには誰もおらず。

狭い畳の部屋に机と座布団のみの部屋

古めかしいが洋式の便所

洋服ダンスとラックのある部屋

畳と窓のみの部屋

結構不気味だが、お構いなしに

探し物を探していた

でも

やはり無かった

何となく分かっていた

分かっているけれど

とにかく早くあげたかった

変わりの物を探そう。

米だ。

―ドアを開けるといつもの居間―

炊飯器にまだ昨日のご飯が

あった。

やっぱり。

良かった。






夢だけど、
ぴーちゃんともう少し一緒にいたかった
7年も経つのに
少し忘れかけていたのに
忘れようともしていたのに
毎年現れるのは
私のせいでしょうね。
ごめんね。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「U」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ