決意と決別
瓦礫の中から立ち上がり、汚れを落としながら呟く。
フェン「やはりただのルーキーじゃないな…」
フェンも威圧感のあるオーラを出し、右手に青龍刀を具現化した。
ムカイ「普通の青龍刀…な訳ないか…」
警戒心を抱きつつ、黒い炎を漂わせながら構えていた。
フェンはフェンシングのように構えムカイに話す。
フェン「安心しろこの青龍刀に特別な能力などない…いくぞ!」
斬り掛かるというより突進してきた。
ムカイ「は、速い!」
ギリギリの所で右側に飛んで回避したが、わき腹に数センチ切れ目が入っていた。
青龍刀を消し、2メートルはある大剣を肩に乗せてムカイの方へゆっくり歩く
ムカイ「具現化する武器によって自分の速さ、力を上げる能力か?」
軽く前にジャンプし大剣を振り下ろす
フェン「でぃやゃゃゃ!」
床がざっくりと割れ、砕けた床が周りに飛び散る。
ムカイは後ろ避け、自分に向かって来る瓦礫を払う。
ムカイ「なんて力だ…。」
フェン「何処を向いている?」
ムカイの真横にフェンが青龍刀を具現化し、突く瞬間だった。
ムカイ「しまっ…」
「ザクッ!」
何かに突き刺さる音が審査室に響いた。