杏「ふぅ...。」
暑い..、まさに夏って感じの暑さだ。
優「なぁ、お前提出物終わった?」
杏「えー..、今その話〜? 笑」
優「やってねーのかー?」
杏「...まぁ、うん。」
優「笑」
杏「どこか行こうよ。」
私と優斗は歩き出した。
横断歩道と歩道橋..
どっちを渡ろうか...。
優「歩道橋渡ろうぜ。」
歩道橋を上る。
杏「結構..、高いね..。
優「そうだな〜。」
優斗が歩道橋から下りようとした瞬間。
優「あっ......。」
優斗が足を滑らした。
杏「優斗っ...!!」
どうすればいいのかわからない。
グシャッ
杏「..う..ぁ...。」
優斗はそのまま落ちて地面に叩き付けられた。
血が飛び散っている、みんなが喚いている。
優斗のまわりが真っ赤に染まっていく。
吐き気がする..。
そっと優斗に近づく、少しずつ。
杏「.....優斗..?ねぇ、返事してよ...。」
.....返事が無い。
杏「ゆ、優斗.....い..、嫌だよ...?し、死んじゃ.....嫌だよ..。」
杏「い..嫌...いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ!!」
..そこで私の意識は途切れた。