目が覚めると自分の部屋に居た。
8月22日..。
昨日に戻りたい。
昨日に..、戻して..!!
そのまま私は目を閉じた。
.......。
目が覚めた。
何時間経ったのだろう?
杏「8月....21日?!」
戻れたんだっ!!
急いで昨日の場所に行った。
優斗が居た。
杏「優斗っ....!」
優「おー、杏奈ー。提出物終わったー?」
杏「お、終わってないよ..。それより..、」
優「どっか行こうぜ。」
杏「.......。」
優「歩道橋と横断歩道どっち渡る?俺は歩道橋が良いと思..」
杏「横断歩道にしよう。」
優「え?お、おぅ。わかった。」
大丈夫...横断歩道を渡れば..
優斗は死なないっ...!!
歩行者信号が青になった。
杏「行こう。」
大丈夫、大丈夫...。
通行人A「危ないっ..!!」
突然車が猛スピードで車が
突っ込んできた。
やばいっ..死ぬ...!!
ドンッ
.....当たった..けど....、
痛くなかった。
通行人B「男の子が引かれたぞ!!!」
杏「え...?」
嫌な予感がした。
振り向いちゃだめだ、振り向いちゃだめだ。
でも、そうせずには居られない。
振り向いた..。
優斗が倒れていた..。
血が出ている。グシャグシャだ..。
自分の足に返り血がついていた。
杏「ぁ...、あ....。」
震えが止まらない、声がでない。
昨日と同じ。
杏「嘘...だ..。」
死ぬなんて...嘘だ。
杏「嘘だ...、嘘だ...。嘘だぁぁぁぁぁぁあああああっ!!」
視界がぼやけた。
また、8月21日をやり直して
優斗を助けよう...。
目が眩み、何も見えなくなった。