8月21日の出来事。/3

癒深 2012-03-11投稿
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目が覚めると自分の部屋に居た。

8月22日..。

昨日に戻りたい。

昨日に..、戻して..!!

そのまま私は目を閉じた。

.......。

目が覚めた。

何時間経ったのだろう?

杏「8月....21日?!」

戻れたんだっ!!

急いで昨日の場所に行った。

優斗が居た。

杏「優斗っ....!」

優「おー、杏奈ー。提出物終わったー?」

杏「お、終わってないよ..。それより..、」

優「どっか行こうぜ。」

杏「.......。」

優「歩道橋と横断歩道どっち渡る?俺は歩道橋が良いと思..」

杏「横断歩道にしよう。」

優「え?お、おぅ。わかった。」

大丈夫...横断歩道を渡れば..
優斗は死なないっ...!!

歩行者信号が青になった。

杏「行こう。」

大丈夫、大丈夫...。

通行人A「危ないっ..!!」

突然車が猛スピードで車が
突っ込んできた。

やばいっ..死ぬ...!!


ドンッ


.....当たった..けど....、

痛くなかった。

通行人B「男の子が引かれたぞ!!!」

杏「え...?」

嫌な予感がした。

振り向いちゃだめだ、振り向いちゃだめだ。

でも、そうせずには居られない。

振り向いた..。

優斗が倒れていた..。

血が出ている。グシャグシャだ..。

自分の足に返り血がついていた。

杏「ぁ...、あ....。」

震えが止まらない、声がでない。

昨日と同じ。

杏「嘘...だ..。」

死ぬなんて...嘘だ。

杏「嘘だ...、嘘だ...。嘘だぁぁぁぁぁぁあああああっ!!」

視界がぼやけた。

また、8月21日をやり直して
優斗を助けよう...。

目が眩み、何も見えなくなった。



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