Past†Origin(9)

有間 総二 2012-03-12投稿
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[AbilitySchool:No.3:神那の部屋]

「何となくだが、嶺臥には話しても良い気がするんだ」

「何をですか?」


俺はゆっくりと振り返る

「俺は、6年前の事故の被害者なんだ」

嶺臥の驚きを待ってやるほど、お人よしじゃない

「あの事故で俺は両親を亡くし、兄さんは昏睡状態なんだ」

「……そうだったんですか」

俺の話はまだ終わっちゃいない

「そして、あの事故が起きたのは、とある少年がサラリーマンにぶつかり、線路に落ちたから」

嶺臥、どうしたんだ?

顔が引き攣ってるぞ?


「その少年はこれまたとある組織に追われていて、逃げている最中だった」

視界の端に自分の顔が写った鏡が見える

こんな形相じゃ確かに引き攣るわな


「電車は確実にその少年を轢いた、身体はバラバラになった……にも関わらず!」

俺は今怒ってるのか?

それとも嘆いているのか?


「少年の遺体は見つからなかったんだ!つまり少年は生きてる!なら俺は両親を奪われた恨みをソイツにぶつけられるんだよ!」

多分どっちもだ

なぁ、嶺臥?

それは引き攣ってるのか?

笑ってるのか?


「ソイツは俺と同年代という目撃証言もあり、名前を分かった!」

多分、お前もどっちもなんだろうな


「その少年の名前は……!」

突如、爆音によって俺の言葉は遮られた

「ひゃははは!AbilitySchool連続襲撃犯の西木様が来てやったぜぇえぇぇぇ!」

窓から外を窺うと、ケンタウルスの様な機体の上に人が立っていた


「ちっ、迷惑な……話だ!」

俺は窓から飛び降りると、ニシキと名乗った男の前に立つ

「おいガキ!テメェから殺されてぇのか?」

「残念、死ぬのはテメェだ」

すると後ろから大輔と狗鴛がやって来る


「とりあえず神那、お前の実力は認めてやる」

「俺達、もう友達だよな?」

俺だけでも十分なんだが……、まぁ人数が多ければ早く済むか


「ガキが……ナメてんじゃねぇぞぉ!」

西木はケンタウルス型の機体に乗り込み、襲い掛かる


攻撃を防ぐか避けるか考えている時だ

静かに機体は倒れた

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