気まぐれな神様

サムシング 2012-03-30投稿
閲覧数[972] 良い投票[0] 悪い投票[0]

不良の少年、小太りの中年の男、長髪の少女の3人が神様に捕まり、箱の中に入れられた。

その箱は、一辺が10メートルで上の面が無い立方体だ。

上には、ものすごく大きい神様が箱を覗きこんでいる。

神様と言っても、人が嫌いで人を救わない悪魔のような存在だ。
神様は口を開いた

「愚かな動物の人間共よ、この箱の三人のうち一人だけ生き残った者は特別に元の生活に帰してやろう、ワシは人は嫌いだが約束は守る」

不良の少年は「ふざけるな、とっとと元の世界に返しやがれ?」と怒鳴り。
小太りの中年の男は「あぁ神よ、お救いたまえ」と懇願し。
長髪の少女は「殺されるなんて嫌よ?誰か助けてよ〜」と嘆いた。

すると、神は突然「願いを叶えてやろう」と言い不良の少年と小太りの中年の男を箱から出した。

箱に一人だけ、残された長髪の少女は「なんで私だけ助けてくれないのよ?」と絶望し泣きながら叫んだ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「サムシング」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ