8月21日の出来事。/6(最終話)

癒深 2012-04-09投稿
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ここはどこだろう...

暗い..、真っ暗闇。

私はどうなったんだろう...

死んだのだろうか、
気を失っているだけだろうか。

気を失っているだけなら早く目覚めたい。

こんな暗闇から早く抜け出したい。

優「杏奈..」

優斗の声がする。気のせいかな。

優「杏奈..、早く目覚めて..。」

視界が明るくなった。

杏「優斗..?」

まず目に入ったのは涙を流して
私の手を握っている優斗だった。

優「.....杏奈っ..!!よかった...」

話を聞くと3年も目を覚まさなかったらしい。

もちろん驚いた。

杏「....助かったんだよね?私たち..」

優「うん...」

助かった..もう、大丈夫。

―――・・・・

キキィー....ドンッ

通行人「男の子が轢かれたぞ!!」

女の子「い..いや...いやぁぁぁぁああああっ!!!」

―また別の少年達が、8月21日を繰り返す。
助かる方法は―・・・・。




-END-

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