「キャーかっこいい!」
「サインしてー!」
かわいい女子たちの人だかりだ。
俺は、
「すまん!授業が始まるから!」
と謝り、走った。
しかし、下駄箱からもプレゼントや手紙が出てきた。
悪い気はしないが、疑問だった。
あれこれ考えるうち、教室についた。
早速、タケルが走ってきた。
「なんだよ?その荷物〜。」
『下駄箱に入ってた…あとロッカーにも…。』
「ハハハ。モテ期か?」
男子たちが笑っていた。
ただ、林だけはそっと俯いていた。