回想(林Side)
いつからだろう?
ユウはいつも上の空で、少し悲しくなった。
「好きな子でも出来たのかな?」
ウチは不安になって、タケルに聞いたが、
「それはない!」と笑い飛ばされた。
安心したけど、ユウはいつもウチと話していてもキョロキョロしてるし…
とにかく不安だった。
男子と話すのも控え、ユウの好きなアイドルの髪型を真似てみたりした。
しかし、ユウに変化はなかった。
そんな中、ユウの周りに女子の大群が出来るようになったんだ。