林は二人きりのデートを楽しんでくれているようだ。 人ごみの中、林がいなくならぬよう、手をそっと握った。 林もぎゅっと握り返してくれた。 二人を囲む風景がより輝いたようだ。 いや、俺にそう映っただけかな? 林に聞いてみた。 「ありきたりな風景だけど、今日は綺麗に見えねーか?」 林はくすっと笑った。 『そう思う。』 林と一緒だからかな? 俺の心も弾んでいる。
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