DARK-NESS 12

ZAZA 2012-04-15投稿
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ユウの方へ振り向くと同時に黒い炎を纏う



ユウ「くっ黒い炎!?」



驚いた表情を見せる



ムカイ「これを見て解るだろ、お前に俺は止められない」



邪悪なオーラをビリビリと肌で感じ、恐怖で汗が吹き出す



ユウ「恐ろしいな…けど俺は逃げない!全力で行くぞ!」



腰を落とし、右手に力を込める



ユウ「G・インパクト!」


大きく振りかぶり、ムカイへ渾身の一撃を繰り出す



ユウ「ドッカーーーン!」


ムカイは避ける事もなくただ立っていた。



「ガシッ!」



ユウの渾身の一撃を右手だけで受け止めた。



ムカイ「お前の性格上、やはり強化型か」



ユウは絶句した。友達だからといって力を緩めた訳じゃない、本気でやった結果にユウは膝から崩れ落ちた。



ユウ「これほどの差があるとは…」



ショックで立ち上がる事が出来ないユウに対し、ムカイは炎を消し夕陽を見ていた



ムカイ「これから先、俺の邪魔をするなら、その時は本気で倒す…いいな?」



ユウ「警告か…」



顔を上げムカイの方を見ると背を向け歩きだしていた


ユウ「まっ待てムカイ!」


すると足を止め、振り返る事もなく話す



ムカイ「今日でユウと呼ぶのはこれで最後だ。二度と会わない事を願う…じゃあなブレイブ」



日が落ち暗闇の中、ユウはまだ屋上にいた



ユウ「…」



街の灯りを見ているとエンデンがやって来た



エンデン「今さっきムカイが此処を出ていったって」


ユウ「そうか…」



遠くを見ながら答えるユウ


エンデン「これからどうするんだ?俺とシゲは今のランクでライセンスを取ったら此処を出る。タケはこのまま残りSランクを目指すみたいだし、」



ユウ「エンデンは此処を出たらどうするんだ?」



エンデン「とりあえず仕事を探すさ、ライセンスがあれば色々と便利だし」



ユウ「俺もSランクを目指すよ…そして能力協会に入ってもっともっと修行をして強くなる!」



エンデン「応援してるよ」


それぞれの決意がある中、友と決別をし、ムカイは大都市ファジーネーブルを後にする。



決意と決別 終



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