次の日
由里「麻理沙様。
あの花音って子は1年3組の鈴木花音です。
性格は優しいですが気が弱いようです。」
麻理沙「ふーん。
では、花音の所にいきましょうか。」
放課後。
花音「な、なんですか?」
麻理沙は花音を睨みつけた。
麻理沙「あなた、有様とどういう関係?」
花音は泣きそうな目で答えた。
花音「えっと…
私が中学の時の先輩です。
吹奏楽部で一緒でした…」
由里「あっそう。
あんなに楽しそうに喋れるならメアド知ってるんじゃない?」
花音はもうやめてくださいっと言って逃げようとしたが由里に髪を引っ張られてしまった。
花音「痛っ…。」
麻理沙「有様のメアド。電話番号を教えなさい。
さもないと、あなたを仲間外れにするわよ。」
花音は泣きながら頷いた。
花音「有先輩のメールアドレスは***…「もうやめろ。」
えっ?と三人は後ろを振り返った。
花音「仁君…。」
由里「じ、仁様?」
仁「もうやめろ。
花音を脅すな。」
仁は花音を立たせると
仁「大丈夫か?怪我ないか?」
と聞いた。
花音はわぁっと泣いてしまった。
麻理沙は花音を睨みながら
麻理沙「なんなの…?
なんなのよ!あんた!
なんで、有様だけでなく仁様まで知り合いなのよ!」
仁は花音の代わりに答えた。
仁「俺と有はいとこで花音は俺達の幼なじみだ。」
仁は花音を連れて帰っていった。
麻理沙「絶対に許さない。
あの女!」