出会い

高専  2006-09-17投稿
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文化祭。私達は出会った。友達と一緒に見ようとした後夜祭。私は楽しみにしていた。でも、友達はいなかった。約束した場所にきたのは友達の先輩だった。「一緒に見よう?」私ははめられたと思いつつ、かっこいいと言っていた先輩が、先輩からきてくれたことにとっさにOKをだした。嬉しかった。それが私達の出会いだった。私は陸上部に所属していた。だが足を痛めて、寮生活ではなく、通学をしていた。その時に、いつも一緒に帰ろうと言って、一緒に帰ってくれる彼が好きだった。何日もたつと、寄り道も増える。ある日私は先輩にこう言われた。「俺はいつ告白すればいいん?」私はあまりの嬉しさに固まって、「へ?いいの?」と裏返った声で聞き返した。「こっちが聞きよるんやし」と、彼は笑った。部活には行かなかった。恋に溺れていたのだ。補強くらいはできたのに。彼は優しかった。バイクで連れ回してくれた。車でドライブをした。キスは車の中だった。煙草のにおいと味がしたことを覚えてる。でも、続かないものもある。私の中にはそのころから不安という何かが渦をまいていた。ある日、恋愛を手伝ってくれた親友から連絡がきた。その親友の留年がほぼ確定したのだ。私は涙した。大の親友がいなくなるのだ。私は寮に戻って、残り少ない時間を友達と過ごすことにした。学校にいると外では陸上部が練習をしていた。それを毎日見ていた。見ていたら、走りたい気持ちが大きくなってくる。私は自分が何もしていないことに今更不安を覚えだした。そのころから、自分の頭の中は全てがぐちゃぐたゃになりかけていた。彼氏のこと。親友がいなくなること。部活が出来なくなるのではないかということ。そして、そういうことばかり考えていると、わたしは何故か、体に異変が起き出したのだ。最初は微妙な不眠症だった。続いてでてきたこと、胃痛、吐気、頭痛、熱だった。そして最後には、学校もサボるようになり、自殺願望もでてきていた。友達は私をおいてでていく。部活はもう無理。という考えに変わっていたからだ。友達には病院につれていかれた。出された薬はドグマチールゃ、リーゼ、ルボックスなどだった。寮の友達は私と一緒に寝てくれた。私が「死ね」と言っても、ずっとずっと寝るまで、「うん、うん」とうなずいていてくれた。私が「死にたい」と言ったら、何も言わずに頭を撫でてくれた。そういう日々が続いた。そのころから人に対しての好きと



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