仁「花音、本当に大丈夫か?」
花音は少し微笑みながら頷いた。
次の日
花音「おはようございます。」
花音が教室に入った途端、教室のみんながシーンと黙った。
花音は首を傾げながら机に行くと机に落書きがあった。
死ね キモい イケメン好き
花音「なにこれ…!」
机の前で立ち尽くす花音を見てみんながクスクスと笑った。
花音の友達の絵梨香が花音の机を蹴り飛ばした。
絵梨香「クスクス
ごめんねぇ。花音にこんなイジメをしたくないんだけど麻里沙様の命令は聞かないとぉ。
あはははっ!」
楽しそうな顔で花音の前に来ると花音の髪を掴んだ。
絵梨香「花音。
あんたさあ、有君と仁君と仲が良いみたいじゃない。
あんたみたいな奴に有君と仁君は渡さない。」
絵梨香は花音の頬をピシャリと 叩くと自分の席に戻っていった。
花音は赤い頬を触りながら教室をでていった。
絵梨香はでていった花音を見ながら呟いた。
絵梨香「ごめん。花音。
本当にごめんね。」
花音は屋上にいた。
花音「なんで…?
麻理沙さんが…。」
麻理沙は屋上の後ろから花音を睨んでいた。
麻理沙「まだまだよ。
今度は有様と仁様を取り上げるから。」
麻理沙ニヤリと笑いながら屋上をでていった。