鐵特殊部隊 3

オプション 2012-05-07投稿
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グルーム北東にある街、ボブル―
そこのとあるビルにて。
薙都は、ガラスのドアを開けた。
後ろを他3人がついてくる。
階段が下に伸びていて、コンクリートで覆われていた。
下まで行くと、もう1つドアがある。
隣のボタンをカチカチ押すと、
カチッ
と、ロックが開く音がした。
それを聞いてから、薙都はドアを開ける。
「ただいまー」
中に叫んだ。
「おかえりー」
階段をタン、タンと降りてくる音と共に、声がした。
「ジノ、先に帰ってたのか。」
降りてきたのは18の男子、ジノ・アーシュだった。
薙都は中に入り、中央の1つのソファーにドカッと座った。
地下はリビングだった。
近くに座ったジノに、薙都は訊く。
「ユンさんとウェイクとミノルは?」
それぞれ、ユン・スーリン、ウェイク・ユーマン、ミノル・キダンだった。
「みーんな寝てる。」
「みやさんも寝るのー?」
階段を上がろうとしていたミヤージに、薙都は唐突に訊く。
「ああ、そうだ。」
ミヤージは階段を上がってしまった。
「じゃあ、俺らも寝ようかな。」
みんなが階段を上がって行く。
「んじゃ、俺もー」
ジノも行こうと立ち上がったので、薙都も慌てて立ち上がった。
「俺を置いてくな!!」

このビルは5階建て、地下に1階。
細長くそびえ立ち、形は正方形に近い。
鐵特殊部隊のアジト的存在に化している。
そして、薙都の部屋はジノと同室で、3階にあった。
部屋に戻り、ドサッとベットに横たわる。
薙都とジノだけ2人部屋で、2段ベットだった。
ちなみに、薙都が下だった。

薙都はチラッとドアの上に掛かっている時計を見た。
深夜3時。
(ああ、眠い…)
基本、鐵特殊部隊は夜行性、昼は睡眠時間だった。
そのまま、薙都は眠りについた。

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