執事「お好きな場所にお座りなってお待ち下さい」
空いてる所に座ると、大きいテレビが着いた。
「お集まり頂きありがとうございます。私はこの屋敷の主マラスキーノです。」
どんな老人かと思いきや、50前半の若々しい人だった。
マラスキーノ「では早速ですが、採用試験を始めさせてもらいます。それは…」
全員が注目する
マラスキーノ「それは、おつかいです!」
そう言うと執事が、全員にメモを渡した。
エンデン「花屋でバラを一本買う?何だこれ?」
女「私は市場で鳥肉を…」
男「俺は修理に出してる時計を…」
皆それぞれ、子供のおつかい並に簡単な物だ
男「何を基準に採用するんだ?こんなの全員簡単にクリアするぞ」
女「もしかして早い者勝ちとか…」
マラスキーノ「いえいえ、早い者勝ちではありません。本当にただのおつかいですので、全員クリアした場合は全員合格です」
執事「それでは皆さん制限時間は3時間ですので、お早いお帰りを…」
全員屋敷を出て、それぞれ渡されたメモを持ち、町に降りて行った
エンデン「えーと花屋、花屋は…」
メモに書かれた地図を頼りに移動してると、工場地帯に来ていた
エンデン「一応着いたけど…」
目の前に大きい倉庫があり、仕方なく中に入った
エンデン「こんな所に花屋なんてある訳ないよなぁ」
薄暗い中、中央まで歩くと電気が付き、倉庫内が明るくなった
エンデン「…」
静かな倉庫内に足音が響く。
目の前にサングラスにスーツを着た男が現れた
エンデン「なるほど、一人一人ちゃんと実力を確かめる為にこういう形にしたのか」
男は内ポケットからバラを一本取出し、再び内ポケットにしまい構えた
エンデン「花屋さん見ーつけた…」
やる気が失せた感じで言うと仕方なく戦闘体制になった