一歩踏み出そうとした
なにもしなかった
前を見たら誰かが笑っていた
後ろを向いたら誰もいなかった
今日も変わらなかった
なぜだろうか足はまだ前を向いている
進むはずのない足が前を向いている
止めようもう止めよう
誰よりも知っている
嫌われるの怖いか
怒られるの怖いか
もう止めようか
誰よりも知っている
惨めなのは嫌か
知られるのは嫌か
わかってる
一歩足を踏み出そうとしたその顔が
いつもと変わらなかったから
そんなに情けないか
そこまで悔しいか
その足はまだ前を向いていた
いつまでも前を向いていた
誰も知らない姿を
君が知っている。