たすけない明日

しんとも 2012-05-25投稿
閲覧数[387] 良い投票[1] 悪い投票[0]

一歩踏み出そうとした


なにもしなかった


前を見たら誰かが笑っていた
後ろを向いたら誰もいなかった


今日も変わらなかった



なぜだろうか足はまだ前を向いている

進むはずのない足が前を向いている



止めようもう止めよう


誰よりも知っている



嫌われるの怖いか

怒られるの怖いか



もう止めようか


誰よりも知っている



惨めなのは嫌か

知られるのは嫌か



わかってる


一歩足を踏み出そうとしたその顔が

いつもと変わらなかったから



そんなに情けないか

そこまで悔しいか



その足はまだ前を向いていた

いつまでも前を向いていた



誰も知らない姿を
君が知っている。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「しんとも」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]
炭酸でシュワシュワー!!
痩身ジェルが進化!


▲ページトップ