甘ったれナギサちゃん2

モップ  2006-09-18投稿
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ナギサは今年19才。おひつじ座B型。趣味、恋愛。特技、朗読。惚れた男は数知れず、愛した男は誰もいない。
思えば私の初恋は小学6年生。クラスが同じだった高見沢君にゾッコンLOVE。彼は忘れ物の絶えない私にいつも消しゴムや、教科書を貸してくれたなぁ。
でも一度も告白なんてできなかった。気付いたら私は中学生。一年の時、クラスで一番の美男子、坂本くんに一目惚れ。国語の授業で私が朗読した時、きれいな声っていってくれたの。だから私思い切って彼の家の前でラブレターを朗読したの。彼、きもちわるいから帰れって。
私はその日初めて失恋で泣いたんだ。
中学三年で私は処女を捨てた。痛かった。でも私の想像のセックスは、もっと美しくて優雅なものだった。だが違った。
私の処女を奪った畑山という男はいわゆるヤリチン。てっきりそのまま付き合えると思っていた私はあっけなく振られたのだった。
でも私は泣かなかった。
違う、泣けなかった。
悲しくなかった。
セックスを迫ったのはむしろ私の方だったし、興味があった。男の体が見たかった。
男友達に振られた話をした。彼らは口々に、なぐさめてやる、元気だせ。たくさん私を思いやってくれる。
そしてその友達と恋に落ちる。
女って楽だ。被害者ぶってれば勝手に男はよってくる。
私はこの頃から、周囲の女友達から嫌われ、ヤリマンと呼ばれる様になった。



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